私と一緒に仕事をしていた時よりは、進歩したのかな？

また一緒に仕事できる時が楽しみだな（笑）
私の業務は大きく2つあります。1つは、お客様である造船所にお伺いし、船に装備される設備の注文仕様書をお預かりします。社内で検討後見積書を作成し、お客様に提示してご注文をいただくという流れです。もちろん、細かい仕様や要望について、お客様の声をしっかりと聞くことも大切な仕事です。
もう1つは、船のメンテナンスや改修の時です。現場にお伺いして船の状態を確認したり、お客様である造船所や船主に要望を聞いて、設備の交換や改善の提案など、技術的な要素も含まれるので設計や開発とのコミュニケーションも頻繁に行っています。

見積りは営業の基本ですから、しっかり身につけて欲しいです。お客様が「どのような要望・不満を持っているか」を丁寧に吸い上げることが大切だと考えています。例えば、「船で起こっていることを陸上でも監視したい」という要望があれば、船から陸側にデータを送信するシステムを開発するなど、お客様のニーズをいち早く的確に捉えた上で、対応していくと言うのがオーダーメイドの提案営業と思っています。
一例として、LNG設備で使われるポンプ用試験設備のトラブルによって、「試験データがうまく取れない」という問題が発生したことがあり、早速、当社の技術も同行して問題を解決し、お客様に喜ばれたことがありました。

できるだけ多くお客様の所へ訪問し、“取引先の関係”を越えた“人間関係”を築くことを心がけています。「お客様の声」というのは、当社の商品価値を上げる声だと思っているので、一番大切にしています。そのことを最初に実感したのは、僕が入社して一年半ぐらいの時で、船で大きなトラブルがあったんです。お客様と一緒に3日間ぐらい夜通しで対応し、なんとか解決することができました。どこまで私が役に立ったのか分かりませんが、一緒になって解決しようとしたことが、お客様の厚い信頼を得たきっかけだったと思います。

一生懸命取り組んだ彼の熱意がお客様に伝わった結果だと思います。

彼には、ミスを恐れず、熱意を持って前向きにチャレンジして欲しいです。急激に変化していく時代に対応していくためには、彼ならではの新しい発想や斬新なアイデアを出してもらって、それがカタチになれば面白いと思います。

それはもちろん！それと、お客様にも可愛がってもらえるようになって欲しいです。先輩方が築き上げてきた“お客様との信頼関係”を、若手にも引き継いで欲しいと思います。

これは彼だけでなく、学生さんへのメッセージでもあります。「チャレンジしたい！」という人は、中北の社風はぴったりだと思います。若手がチャレンジすることに、会社や先輩、上司がストップをかけることはないです。もちろん、困った時は相談にのったり、フォローをしたり、営業部はもちろん、全部署が一緒になって解決に動きます。